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「Scalaまつり」っていうイベントのことをさいきん耳にしたけど、どんなイベントだろう?行く意味あるのかな?
そんな疑問をお持ちの方に、ぜひScalaMatsuriのことを知ってもらおう、というのがこの記事です。
ScalaMatsuriは、Scalaをテーマに参加者同士が熱く語らう、年に一度のお祭りです。
日本人のみならず、外国からも多くのエンジニアが参加して盛り上がります。
そんなScalaを扱うなら必見のイベントScalaMatsuriについてご紹介していきます!
ScalaMatsuriとは「Scalaのお祭り」
ScalaMatsuriは、プログラミング言語Scalaに関するカンファレンスです。
ScalaMatsuriには毎年500人以上が参加していて、Scalaに関するカンファレンスでは日本最大です。
ScalaMatsuri 2020は、前身のScala Conference in Japanから数えて7回目になります。
そもそもカンファレンスって何??
プログラミング言語界隈における「カンファレンス」とは、プログラミング言語にまつわる話の発表会です。
「勉強会」に参加したことがある人は、規模の大きな勉強会だと思ってもらえればわかりやすいです。
会場はどこかの会議室やホール
会場はどこかの会議室やホールです。
ScalaMatsuriはお台場のさらに奥、青海にある「国際交流館」で開催されます。
国際交流館には大きなホールがあって大人数を収容でき、さらに多言語対応もできるので国際カンファレンスには便利な施設なんです。
多くの人は普段乗らないゆりかもめを使って会場に辿り着きます。
どこか遠くで行われる非日常。気分的には大人の遠足といった感じですね。
面白いセッションがたくさん
会場の会議室では「セッション」が行われます。
各セッションでは、発表者がネタを持ち込んで、40分なり1時間なり、与えられた時間だけ話します。
発表が終わると質疑応答、そして休憩時間となります。これの繰り返し。
大きいカンファレンスでは、そのようなセッションが複数の部屋で同時に行われます。
ScalaMatsuriでは概ね3部屋程度です。
参加者は興味のあるテーマのセッションを選んで話を聞きに行きます。
この一連の流れは一見地味ですが、ネタがとにかく「濃い」んですね。
技術的に面白い内容がごろごろと。
最新技術を使ってみた話とか、実運用上の課題を解決した話とか。
お金を払って聞くならいくらかかるんだろう?というネタでいっぱいです。
どの話も聞いてみたいので、体がいくつあっても足りないんですよ。
スポンサーもついてる
ScalaMatsuriは比較的規模が大きなカンファレンスです。
スポンサーが付いていて、付随的にさまざまなイベントが開催されたりします。
また、スポンサーブースが設置されており、スポンサー企業の担当者と話すことができます。
お食事・懇親会もある
ScalaMatsuriは、午前中から昼食を挟んで夕方まで続きます。
昼食はお弁当が配られますし、飲み物やお菓子も豊富に用意されているので安心です。
空腹や喉の乾きを気にせず、ひたすら技術に集中できる環境が整っています。
また、すべてのセッションが終了すると、最後に懇親会が行われます。
食べ物やお酒が振る舞われ、見ず知らずの参加者同士が自己紹介から始まる情報交換をします。
毎回遅い時間まで盛り上がります。みんなScalaが好きなんですね。
ただひたすらにScalaを囲んで熱く語らう、これこそまさに「祭」と呼ぶにふさわしいイベントなんです。
カンファレンスに参加する意義は??
さて、ScalaMatsuriの「楽しさ」についてご説明しましたが、カンファレンスに参加する意義についてはどうでしょうか。
企業が社員を参加させるメリットと、プログラマが個人で参加するメリットについてそれぞれ考えてみましょう。
企業にとって業務改善につながる知識獲得に効果が見込める
まず企業にとってのメリットを明らかにしましょう。
社員をカンファレンスにさせることの最大のメリットは、自社の業務改善につながる知見が手に入ることです。
カンファレンスでは、最新技術を使ってみた話や、実運用上の課題を解決した話に触れることができます。
それらの話の中には自社にフィードバックできるようなネタがいくつも転がっています。
日常業務においては見落としがちなことを、別の角度からの視点を与えられることで浮き彫りにすることができるんですね。
カンファレンスで得た知見を自社に反映させることができれば、開発の生産性が上がったり、トラブルを未然に防ぐことができたり、より高品質な製品・サービスを提供できたりします。
社員をカンファレンスに参加させると、技術的知識水準を大きく高めるきっかけとなるのです。
個人にとってはキャリアを考える絶好の機会になる
今度は個人にとってのメリットについても考えてみましょう。
上述のように、カンファレンスでは技術的に高度な話に触れることができたり、また、同じ言語を使い興味の近い人との交流ができたりします。
最新の動向に強くなるのはもちろん、自分が技術的にどのようなことに興味があるのかを再確認し、掘り下げるきっかけとなります。
また、カンファレンスはスポンサーとして参加している多くの企業と一度に出会える場です。
その気があれば絶交の転職活動の場になります。
また、すぐに転職する気がなくとも、市場にどのような仕事があるのか、どのような人材に需要があるのかの「生の情報」に触れることができます。
このような情報は必要な時にすぐ手に入る物ではありません。
いざ転職するとなると、話を聞く前にまず各社に応募する手間が発生したり、あるいは相手がもはや利害関係者となってしまって腹を割った話がしにくい、ということになりがちです。
カンファレンスであらかじめ関係性を作っておくことで、いざ必要なタイミングにお互いフラットで率直な情報交換ができることでしょう。
Scalaのカンファレンスは他にある?
さて、カンファレンスというものについての説明が済んだところで、ScalaMatsuri以外のカンファレンスについても見てみましょう。 これにより、ScalaMatsuriというカンファレンスがどのようなものかがより明らかになります。
日本国内の他のScalaカンファレンス
日本におけるScalaのカンファレンスとしては、他にScala関西SummitやScala福岡があります。
これらのカンファレンスはScalaMatsuriほどの規模ではないものの、Scala関西Summitはすでに5回、Scala福岡は4回開催されるなど、運営実績が十分あります。
それぞれ内容面でも定評があり、首都圏から遠征する人がいるほどです。
首都圏在住の筆者も、この2つのカンファレンスには遠征したことがあります。
あるときは友人・知人と誘い合わせて宿泊先を予約して、合宿のようなことをしてみたりしました。
あるときは家族旅行を一緒に前入りして参加してみたこともあります。
西日本に住んでいる人はもちろん、遠方からでも旅行の日程として組み込んでみるのもありかもしれませんよ。
海外のScalaのカンファレンス
また、ScalaMatsuriは観測できる限りにおいてアジア最大の規模を誇っていますし、 世界においてもこれだけ大規模なScalaカンファレンスはほとんどありません。
他には、Scalaの公式が主催するScala Daysくらいなものです。
日本の他の言語のカンファレンス
JJUG
Javaのカンファレンスは日本Javaユーザグループ(JJUG)が運営するものが一番大きいです。
JJUG CCCというカンファレンスが半年に1回開かれます。
会場は都心の大きなイベントホールに設定されることが多いです。
CCC以外にも多くのイベントも運営している、信頼と実績のある組織です。
RubyKaigi
RubyのカンファレンスといえばRubyKaigiです。
1000人規模で開催されます。
また、開催地がよく変わるのが特色です。
2020年は長野県松本市で開催予定です。
過去には京都、広島、仙台、福島が開催地となりました。
毎年あちこち旅行できて楽しいですね。
Go Conference
GoのカンファレンスといえばGo Conferenceです(そのまんまですね)。
半年に1回行われます。
回によって規模は変わりますが、500人規模で開催されることもある人気のイベントです。
Go Conferenceだけでなく、他のイベントも頻繁に開催するなど活発に活動しています。
PyCon JP
PythonのカンファレンスはPyConです。
1000人規模が参加する大きなイベントです。
ScalaMatsuri 2020について
5月開催
さて、ScalaMatsuriの開催時期はよく変わるのですが、概ね1年に1回の頻度で開催されてきました。
ScalaMatsuri 2020は、5月に開催されます。
日程は**2020年5月15日(金)〜16日(土)**です。
会場はお台場青海の「国際交流館」
会場は毎年恒例となってきた「国際交流館 プラザ平成」です。 お台場のさらに先、青海という地域にあります。
ScalaMatsuriで発表するにはどうすればいい?
ScalaMatsuriは非営利でオープンなカンファレンスなので、発表者を一般募集しています。
したがって誰でも発表することができます。
ただし、すでに1日目である5月15日(金)の発表については募集が締め切られました。
2日目である5月16日(土)に行われる「アンカンファレンス」には、あなたの話したい話題を持ち込むことができます。
1日目のうちからアピールしておけば高い確率で発表することができますよ。
あるいは、まだ明らかではありませんがLTセッションもあるかもしれません。
チャンスを待ちましょう!
チケットを買って見たいセッションに投票しよう!
ScalaMatsuriのチケットを早めに買った人には特典があります。
セッションの発表者は主に一般投票で決まります。
早めに買うと、発表者を選ぶための投票に参加できるのです。
あなたの一票が発表者選びの結果を左右するかもしれません。
ぜひ聞きたいネタに投票して応援しましょう。
「アンカンファレンス」とは?
さて、先程出てきた「アンカンファレンス」とは何でしょうか?
カンファレンスのように事前に決められたタイムテーブルに沿って進行するのではなく、 聞きたいこと、話したいことを参加者から募り、セッションのタイムテーブルを当日決めながら進めるイベントがアンカンファレンスです。
参加者参加型で作り上げていくのがアンカンファレンスなんですね。
ScalaMatsuriでは2日目にアンカンファレンスを開催するのが恒例となっています。
表記に注意!Scala Matsuri ではなく "ScalaMatsuri"
ScalaMatsuriについてのよくある間違いが「表記ゆれ」です。
"Scala Matsuri"と間にスペースを入れて表記してしまうパターンが多いです。
正しくはScalaMatsuriです。
スペースなしのCamelCaseです。ScalaやJavaなどJVM言語界隈ではお馴染みですね。
覚えておきましょう。
チケットはDoorkeeperで販売されます
販売開始時にDoorkeeperで告知されるので、コミュニティに登録しておくと良いでしょう。
また、Twitterでも告知されるので、フォローしておくとよいでしょう。
地方在住者のためのおすすめScalaMatsuri参加プラン
上述のように、筆者はScala関西SummitやScala福岡に遠征したことがあります。
個人的には家族旅行とセットにするプランがおすすめです。
ScalaMatsuriの1日目は金曜日、つまり平日です。 有給を取って前乗りで東京に入ってカンファレンスに参加しつつ、 土曜日には家族と合流して東京観光、というのはいかがでしょう。
技術的な研鑽だけでなく家族サービスもでき、短期的にも長期的にも家族のためになる旅行となるでしょう。
また、友人・知人と誘い合わせて宿を取るのもとってもおすすめなので、ぜひご検討ください!
最新情報はTwitterで!
ScalaMatsuriについての最新情報は随時Twitterで配信されます。
こちらがScalaMatsuriのTwitterアカウントです。
英語版はこちらです。英語での告知はこちらで行っています。